売買代金残金及び違約金請求権の担保

 少ないケースだと思うが、不動産売買において、売買代金の一部の支払いと引き換えに所有権移転登記をし、同時に、売買代金残金と万が一買主の違約により違約金が発生した場合の違約金請求権を担保するための抵当権設定を依頼された。
 この場合、抵当権の申請書はどのように記載するか。

売買代金残金については登研436号に次の質疑応答がある。

問 売買代金を担保する為に抵当権を設定する場合の申請書の登記原因の記載の仕方をお教え下さい。
答 所問の場合の登記原因は、「昭和何年何月何日売買代金の昭和何年何月何日設定」と記載するのが相当と考えます。

しかし、違約金については先例がみあたらない。

結局、次の振り合いで登記完了!

登記の目的  抵当権設定
原   因  (あ)年月日売買代金
        (い)年月日付不動産売買契約にもとづく違約金支払請求権
       年月日設定
債 権 額  (あ)金〇円
        (い)金〇円
        合計金〇円
利   息   定めなし
損 害 金  定めなし

投稿者プロフィール

古橋 清二
古橋 清二
昭和33年10月生  てんびん座 血液型A 浜松西部中、浜松西高、中央大学出身(途中、上池自動車学校卒業)

昭和56年~平成2年 浜松市内の電子機器メーカー浜松ホトニクス(東京一部上場)で株主総会実務、契約実務に携わる
平成2年 古橋清二司法書士事務所開設
平成17年 司法書士法人中央合同事務所設立
最近、農業にはまってい る (本人は「農業」と言っているが、一般的には「家庭菜園」と呼ばれている)。 耕運機まで所有するなど、道具は一人前だが野菜のできはイマイチ。 本人は、異常気象だとか、土が悪いとか、品種が悪いなどと言って、決して自分の腕が悪いことを認めようとしない。