死亡以外で相続が発生することはありますか

死亡以外で相続が発生することはありますか

 死亡以外に、裁判所から失踪宣告を受けた時も、相続は開始します。
 失踪宣告とは、不在者(従来の住所又は居所を去り,容易に戻る見込みのない者)につき、その生死が7年間明らかでないとき(普通失踪)、又は戦争、船舶 の沈没、震災などの死亡の原因となる危難に遭遇しその危難が去った後その生死が1年間明らかでないとき(危難失踪)に、家庭裁判所に失踪宣告の申立てをすることができます。

 失踪宣告の申立てがあると、原則として、申立人や不在者の親族などに対して家庭裁判所調査官が調査を行っているようです。その後、裁判所が定めた期間内(普通失踪は6カ月以上。危難失踪は2カか月以上)に、不在者は生存の届出をするよう、また、不在者の生存を知っている人はその届出をするように官報や裁判所の掲示板で催告をして、その期間内に届出などがなかったときに失踪の宣告がされます。

 失踪宣告があった場合には、戸籍の届出が必要ですので、失踪宣告の審判が確定してから10日以内に市区町村役場に失踪の届出をしなければなりません。
 失踪者が生存していたときには失踪宣告は取り消されますが、取り消し前に当事者双方が善意でした行為は有効で、本人に財産を返還するときは残っている財産について返還することになります。

 

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投稿者プロフィール

古橋 清二
古橋 清二
昭和33年10月生  てんびん座 血液型A 浜松西部中、浜松西高、中央大学出身(途中、上池自動車学校卒業)

昭和56年~平成2年 浜松市内の電子機器メーカー浜松ホトニクス(東京一部上場)で株主総会実務、契約実務に携わる
平成2年 古橋清二司法書士事務所開設
平成17年 司法書士法人中央合同事務所設立
最近、農業にはまってい る (本人は「農業」と言っているが、一般的には「家庭菜園」と呼ばれている)。 耕運機まで所有するなど、道具は一人前だが野菜のできはイマイチ。 本人は、異常気象だとか、土が悪いとか、品種が悪いなどと言って、決して自分の腕が悪いことを認めようとしない。