法的効力のある遺言事項とは

【こんな質問を受けました】

遺言事項としてどのようなものが法定されていますか

【このように回答しました】

 遺言によって定めることが可能な事項は下記のとおりであり、それぞれ法律で規定されています。 それ以外の事項を遺言に記載しても、それは法律上の効力を生じず、事実的、訓示的な意味を有するにとどまりますが、遺言者の思いなどを伝えることは非常に重要なことです。
  (1) 信託の設定 (信託法2条) 
  (2) 非嫡出子の認知 (民法781条2項)
  (3) 相続人の廃除又はその取消 (民法893条、 894条2項) 
  (4) 未成年後見人の指定(民法839条1項)
  (5) 未成年後見監督人の指定 (民法848条) 
  (6) 財産の処分すなわち遺贈 (民法964条、 986条~1003条) 
  (7) 寄附行為 (民法41条2項)、
  (8) 相続分の指定又は指定の委託 (民法902条1項) 
  (9) 遺産分割方法の指定又は指定の委託 (民法908条) 
  (10) 遺産分割の禁止 (民法908条) 
  (11) 特別受益持戻しの免除(民法903条3項)
  (12) 相続人の担保責任の指定 (民法914条) 
  (13) 遺贈の減殺方法の指定 (民法1034条但書) 
  (14) 祭祀主宰者の指定 (民法897条) 
  (15) 遺言執行者の指定又は指定の委託 (民法1006条)

 

 

投稿者プロフィール

古橋 清二
古橋 清二
昭和33年10月生  てんびん座 血液型A 浜松西部中、浜松西高、中央大学出身(途中、上池自動車学校卒業)

昭和56年~平成2年 浜松市内の電子機器メーカー浜松ホトニクス(東京一部上場)で株主総会実務、契約実務に携わる
平成2年 古橋清二司法書士事務所開設
平成17年 司法書士法人中央合同事務所設立
最近、農業にはまってい る (本人は「農業」と言っているが、一般的には「家庭菜園」と呼ばれている)。 耕運機まで所有するなど、道具は一人前だが野菜のできはイマイチ。 本人は、異常気象だとか、土が悪いとか、品種が悪いなどと言って、決して自分の腕が悪いことを認めようとしない。